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2017年3月28日火曜日

愛知県立高校入学初年度に必要な教育費(実録)

  愛知県立高校に入学してから1年間に必要になる教育費の支出明細を紹介します。
 これは、実際に私が高校1年の子どものために支払った金額の明細です。学校によって若干の違いはあるでしょうが、県立高校ならほぼ似たような金額になると思います。
 私立高校ならばこれより高くなることは間違いないでしょう。

入学料        5,600円
制服(冬)       56,700円
制服(夏)       36,000円
体育服         11,300円
体育館シューズ    4,200円
室内履き       1,100円
通学用靴       4,800円
1年教科書       10,900円
補助教材        24,700円
学校諸費用       62,300円
夏補講        2,000円
夏休み課題      3,800円
冬休み課題      3,600円
模擬試験       7,700円
修学旅行積立      60,000円
2年教科書      8,700円
2年補助教材      14,000円
   合計        317,400円

全部で約32万円になります。

 ここには授業料は含まれていません。たとえ県立高校といえども高校は義務教育ではないのですから当然授業料が必要です(28年度は年額118,800円)。

 しかし、現在は国からの支援制度があり、年収が約910万円程度未満の世帯に対しては、授業料に相当する金額が国から「高等学校等就学支援金」として支給されます。
 この支援金は国から県に直接支払われ保護者には渡されません。保護者から見るとあたかも「授業料が無料」に見えるわけです。

 大変ありがたい制度です。それでも上記以外の学用品、部活で必要な費用などを含めると全部で35万円くらいかかってしまいます。もちろん、塾の費用は含まれていません。

 特に注意したいのは、4月から5月にかけて支払う金額が大きい点です。夏、冬の制服や靴、1年の教科書代など18万円くらいになります。

 それにしても、高校にもよると思いますが、私の子どもの高校は公立であるにもかかわらず制服代に10万円近くかかりました。
 確かに服そのものはおしゃれで生地や縫製もしっかりしたものですが、値段が高すぎます。洋服の青山で購入した私のスーツよりもずっと高い。家庭にとっては重たい負担です。

酔芙蓉の花

公的支援

 前述の「高等学校等就学支援金」以外に、低所得の家庭は「高等学校等奨学給付金」を受給することができます。これは、返済する必要がありません。

受給の条件は、
① 生活保護世帯で、「生業扶助」を受給している
② 保護者全員の市町村民税所得割が非課税である
のいずれかです。

 年間支給額は条件によって異なりますが、所得割非課税世帯の場合、28年度の年額は59,500円でした。兄弟姉妹がいる場合には金額が加算される場合があります。高校入学時に学校から案内を渡されますが、愛知県のホームページ(学習教育部高等学校教育課)にも説明があります。

 他にも学校によってはPTA会費の免除等の支援措置があるかもしれません。

 こうした公的な支援は大変ありがたいものですが、たとえ公立高校であっても高校入学初年度には相当な教育費がかかることをあらかじめ知っておき、入学時までに計画的に準備しておくことが大切です。

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